起業前に絶対やるべき市場調査(マーケットリサーチ)4つの方法とは?
ビジネスアイデアが固まり、取り扱う商品やサービスが決まっても、市場にニーズがなければビジネスは成立しませんよね。
また、価格面で受け入れられなければ、当然ビジネスにはなりません。
そこで、市場にニーズがあるのか?価格は妥当か?など、事前に市場調査(リサーチ)をする必要があります。
また、市場は英語では「market(マーケット)」となり、事情調査は ”マーケットリサーチ” と呼ばれています。
「マーケティングリサーチ」という言葉もあり、よく混同されやすいですが、厳密には異なるものです。
マーケティングリサーチとは、「商品やサービスのマーケティングをおこなうために、市場のニーズを調査すること」を指しています。
一方のマーケットリサーチは、「数字や数値で現在の市場を把握し、どのように改善すればいいのか計画を立てること」にあります。
そこで今回は、起業する前に行う市場調査には、どのような方法があるのかご紹介いたします。
目次
そもそも市場調査とは?
まず、市場調査(マーケットリサーチ、マーケティングリサーチ)とは、先程も軽く触れましたが、数字や数値で現在の市場を把握して、どうすれば製品が売れるかの計画を立てること。
簡単に表現すれば、商品やサービスのマーケティング活動を行うために、市場(マーケット)に関する情報を収集・分析することで、提供している商品やサービスが顧客のニーズに合っているかどうか、あるいは今後どのようなニーズに応えていけばよいかなどが主な分析対象となります。
市場調査(マーケットリサーチ)は、ビジネスプランの基になるものです。
市場で求められているものを、市場が求める形で的確に、いかに提供できるか、それを理解するための市場調査は、起業の前段階としてとても重要な意味を持っています。
リサーチ方法は様々ですが、インターネットの急激な普及によって、インターネットを利用した調査を行うことも比較的、安く簡単にできるようです。
市場調査(マーケットリサーチ)の方法と手順
では、実際にどのようにリサーチすればいいのか?
市場調査と一口にいっても、様々な種類がありますが、ここでは一般的に利用されている方法をご紹介いたします。
アンケート調査
アンケート調査は、最も一般的な市場調査の方法です。市場調査として思い浮かぶのがこのアンケートではないでしょうか。
会社・企業だけでなく、国や地方自治体、学校などなど、様々な場所で調査を行っており、調査をする側、される側ともに慣れている点でも実施しやすい調査方法となります。
アンケート調査は手軽なのですが、調査の方法を間違えるとアンケート結果が意味のないものになってしまいます。
調査を受ける側が安易に答えたり、逆に警戒して素直に答えなかったりと正しい市場調査にならない可能性があり、アンケート調査を実施する場合は、表面上の結果をそのまま信じることができないので注意が必要です。
面接(インタビュー)による調査
対象顧客層に属する数人に対して、あらゆる角度から質問すれば、顧客のことがかなり深く理解できるはずです。
理解していると思っていた顧客の考えが全く理解できていなかった、ということは多々あります。面接調査では、提供しようとしている製品やサービスについての意見を聞くだけでなく、決まった質問に対してのみの回答するアンケートと比べて臨機応変に質問を変えることもできます。
そこで、起業してからどのようにして対象顧客にアプローチすればよいのかが見えてくるはずです。
郵送・電話調査
郵送調査は、イメージ通りアンケート用紙を対象者に送付することです。
目の前でアンケートに答えるよりも、余裕があるときに回答してくれるので、より具体的な回答が期待できる反面、郵送費用がかかり、中には返信してくれない人も多いものです。
電話調査は、郵送によるアンケートの返信がないことを避けるために、電話で直接インタビューしていくものです。面接調査と同様のメリットはありますが、営業電話と間違われるなど、電話調査自体が実行しにくいことがあります。
また、携帯電話の普及により、特に若い世代を中心に固定電話を持っている世帯が減少していることで、偏りが生じることがあります。
インターネット調査
今では、インターネットおよび、スマホなどの通信デバイスの普及によりインターネットを利用した市場調査が増えています。
郵送や電話と比べて費用が少なくて済む、対象範囲を広げたり狭めたりすることが簡単にできますが、世代や地域によってインターネットの活用に差があるので、正確な調査にならないケースもあります。
まとめ
今回は市場調査に関して説明してきましたが、ご紹介した主に5つの調査方法が一般的に行われています。
その際、一番の目的は自分がこれから提供しようとしている商品やサービスにニーズがあるのかを知るためのものだということは覚えておきたいですね。
もちろん、方法を間違えると全く意味のないものになってしまうので、しっかり計画をたてて市場調査に臨みましょう。
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