起業成功率は6%?!成功しやすい業種と失敗しやすい業種とは何だ?

起業成功率は6%?!成功しやすい業種と失敗しやすい業種とは何だ?

あなたが普段何気なく仕事をしているとき、ふとした時に「起業したいな」、と考えたことがあるのでは?
では、いざ自分が起業するとなっても、何をしていいのか分からないのが普通で、ただ漠然と起業しても失敗して終わるだけです。

そこで、「起業して成功しやすい業種とかあるのか?」

と、言い換えれば、「失敗しにくい業種」で起業して、経営が続けて後々成功する可能性も出てきますよね。

ですが、とある調査によると、起業した94%の人は10年継続できず、10年以上継続できたのは6%と、かなり厳しい調査結果も出ています。

ということで、どのような業種が成功しやすいのか、起業の流れやプロセスとともにご紹介いたします。

目次

  1. 起業して失敗しないための秘訣
  2. 起業して成功しやすい業種とは?
  3. まとめ

起業して失敗しないための秘訣

そもそも起業とは、「新しく事業を起こすこと」、簡単に言えば、顧客に価値を提供して利益を得ることを自分の力で立ち上げることを意味しています。

ビジネス

◇知っておくべき起業の4つのプロセス

そこで、新たに起業する方法とプロセスを確認しておくと、以下の4つのプロセスに集約されます。

➀テーマ・課題

 どの分野の業種や職種で起業したいのか、また、そこにどんな課題やニーズがあるのか。

ビジネスアイデア

 その課題・ニーズをどのように解決するのか。

ビジネスプラン

 アイデアを実現するために具体的な計画をたてる。

計画の実行

 顧客や市場の反応を見て、修正を加えていく(場合によっては撤退する)

まず、このプロセスに沿って起業していくことが、成功のための秘訣

つまり、起業するためには、社会やお客様が抱える課題やニーズをしっかり把握して、それを行動に移していくことが重要となります。

失敗しにくい業種の特徴

次に、計画の実行までたどり着いたとき、どんなことに注意していれば失敗しないのか?
一般的に考えられる事として、起業して失敗しないための秘訣は、ブラセスに沿って起業した後、「できるだけリスクを回避する」ことが重要となります。

まず、起業してから10年以上継続させることを目標にしておくべきだと思いますが、失敗しにくい業種の特徴をまとめましたのでご覧ください。

特徴➀ 初期投資が少ない

起業に際して、資本金や会社の設立資金、設備投資、仕入れなどの初期投資が多ければ、そのお金を回収するまで時間がかかり、運用資金が必要になったときに出費が膨らんで維持が難しくなってしまいます。

このように、失敗しないためには、初期投資が出来るだけ少ない業種を選ぶことがポイントになります。

特徴➁ 維持費が少ない

単純な話で、維持費が少ない業種は、事業を継続しやすくなりますよね。月々に支払う金額が少なければ少ないほど、リスクも当然少なくなります。

起業してからある程度の期間は売上が安定しないので、維持費がかかることで、黒字に転換する前に破たんしてしまうケースは多々あるようです。そこで、売上が少ない期間でも、維持していけるような業種を選びことも失敗しないためのポイントとなります。

特徴➂ 在庫を持たなくていい

多く在庫を抱える業種の場合、すべて売れれば利益は大きいですが、逆に全く売れなければ仕入れの負債がどんどん膨らんで経営破綻に陥る業種は山のようにあります。在庫は持つだけで維持費が発生し、処分していかないとどんどん膨らむ一方ですよね。

在庫を持つなら、少量からスタートし、受注生産で在庫を管理するのが方法もあります。
起業で失敗しにくい業種の特徴として、「在庫を持たなくていい業種」もしくは、少ない業種を選ぶことがリスク回避のためには重要となります。

特徴➃ 利益率が高い

これは当然と言えば当然なのですが、利益率が高いといえば、簡単に言うと安く仕入れて高く売るということです。
例えば、400円の商品を仕入れて700円で売るよりも、原価0円でできる業種なら利益率の高いと言えるでしょう。

つまり、高い利益率を確保できる業界を選ぶことで、それだけリスクが回避できるようになります。

以上、失敗しくにい業種の特徴を見てもらいましたが、売上がなくても必要経費は変わりません
初期投資や維持コストは慎重に検討し、なるべく余計な維持費をかけないことが起業に失敗しにくいポイント。さらに、在庫を持たずに利益率が高いことも重要になります。

まとめると、維持に関わる費用を少なくすれば少なくするほど、失敗のリスクは回避できるのではないでしょうか。

起業して成功しやすい業種とは?

先程は、「失敗しにくい業種」として紹介しましたが、今度は「成功しやすい業種」について考えていきましょう。

まず、事業を継続するには売上がないと話になりませんよね。
その売上に関わる業種の種類は大きく、

  • ・フロービジネス
  • ・ストックビジネス

の2種類あります。その特徴を簡単に説明しておくと。

起業して成功しやすい業種とは?

その都度の取引で収入をあげる「フロービジネス」

フローとは英語のflow(流れ)という意味です。

「単発型」と呼ばれ、大きく売上げる可能性はあるけれど、それ以降は基本的に発生しない売上のことになります。
簡単に表現すると、フロービジネスはその都度の取引で収入をあげているスタイルのビジネス形態です。

その特徴として、以下の通りあまり良いイメージがありません。

  • ・売上を上げるために、継続的に手間暇かけて顧客を獲得しなければならない
  • ・継続が難しい
  • ・資金繰りに苦労する 

フロービジネスは、自分が働かないとお金が入ってこないビジネスとして代表的な業種は、

  • ・飲食業
  • ・小売業
  • ・サラリーマン、公務員、弁護士、医者・・・

などが挙げられます。

継続的な売り上げが期待できる「ストックビジネス」

ストックとは英語のstock(貯蔵、蓄え、蓄積)といったような意味があります。

「継続型」と呼ばれ、定期的に定額で入ってくる売上のことになります。
簡単に言えば、1度顧客との取引が始まるとその関係が続き、継続的な売上を期待できるビジネス形態です。

特徴として、こちらはフロービジネスとは真逆のことが考えられます。

  • ・売上にブレがなく安定している
  • ・継続しやすい
  • ・資金繰りがしやすい

ストックビジネスは、一度仕組みを作ってしまえば、お金が入ってくるビジネスとして代表的な業種は、

  • ・銀行、金融業
  • ・インフラ関連業(電気・水道・ガス)
  • ・レンタル業

などが挙げられます。

以上、「フロー」と「ストック」の業種の違いを見てもらいましたが、既にお察しの方も多いでしょう。
そう、これから起業したいと考えている方が成功するためには、「ストックビジネス」が断然おすすめなのは分かりますよね。 

実際にストックビジネス型でどの業種が成功しやすいのかといえば、最近の傾向も含めて、おすすめの業種を紹介して終わりにしたいと思います。

おすすめ➀ コピーライター(IT関連業)

今ではネットやスマホが爆発的に普及して、老若男女誰でもインターネットをするようになりました。
そんな中で今一番求められているのが文章で物を売る技術です。

おすすめ➁ レンタル業

特別なスキルや知識がなくても、アイデアがあれば誰でも簡単に始められます。
成功する可能性を秘めているのがこのレンタル業です。

おすすめ➂ 相談業

現代社会において、カウンセラー、コンサルタントの需要は伸び続けています。
また、学校の先生不足から部活のコーチや、占いといったものも人気があります。

まとめ

今回は、成功しやすい業種というテーマで説明しましたが、商売は生き物なので絶対はないということは覚えておきましょう

まず、起業して失敗しないための秘訣は、維持費を少なく、かつ利益率も考えることが重要ですね。
次に、成功のための秘訣は、「ストック型ビジネス」の業種に絞ってビジネスアイデアを出して、実行に移していくことだと思います。

もちろん、社会や顧客が抱える課題やニーズをしっかり把握して、常にお客さま目線で考えていくことが大切ですね。

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